今年1月1日0時、「地域包括的経済パートナーシップ協定」(RCEP)が発効し、世界で最も人口が多く、経済貿易規模が最大級で、最も発展のポテンシャルがある自由貿易区が出航しました。東北地区が世界へ進出する海と空の門戸としての大連自由貿易片区は、金普新区党工作委員会、管理委員会の指導の下で、市委員会市政府の高品質なRCEP実施に関する要求を全面的に貫徹、実行し、RCEPの地域的経済貿易協力の新エンジンの深化、創出を全力で行い、RCEP企業が中国に進出する最前線として、RCEP経済貿易規則の高品質な結合の新高地の構築に全力を尽くします。このほど、わが市の主要メディア記者は実地で大連自由貿易片区に入り、RCEPのチャンスを先取りし、自由貿易試験区のアップグレード版の取り組みと成果を全力で構築していることを体感し、シリーズ記事を掲載しました。
全文は以下の通りです:
このほど、中華人民共和国中央人民政府ウェブサイトの英語版要聞欄は、中国(遼寧)自由貿易試験区大連片区が『地域包括的経済パートナーシップ協定』(RCEP)の発効以来、大連税関と手を携え、貿易の利便性向上を積極的に促進し、企業に協力して、RCEPの新たなチャンスを把握する時の作業成果を報じました。これは大連自由貿易片区の作業成果が初めて中国政府ネットの英語版に登場したもので、すぐに世界の注目を集めるようになりました。
大連保税区の南門では、計画面積3.2万平米のRCEP(大連)国際商務区の建設が急ピッチで進められています。工事は5月31日にスタートした後、各施工チームは工期を逆に遡って、プロジェクトが今年10月に使用されることを確保します。近い将来、ここはRCEP企業本部基地、経済貿易促進センター、企業サービスセンターなどの機能を融合し、RCEP諸国の外資系投資企業及びRCEP諸国と経済貿易往来を展開する関連企業が集積する同時に、RCEP加盟国の各種経済貿易機構、業界協会をここに集めることを誘致します。
RCEP(大連)国際商務区の青写真は国内外の投資家に強い魅力を与えています。看板掲示の当日、泰星エネルギー自動車電池研究開発センター、オリックス医療設備保税融資レンタル、韓国ハイエンド化粧品生産基地、中石化RCEP水素エネルギー国際協力、ハイアールアセアン輸出エアコン製造、万衆雲倉RCEP逸品展示即売センターという6つのプロジェクトはその場で契約を締結し、投資家と自由貿易片区の政策決定者は「チャンスをつかむ」上で「同周波数共振」を果たしています。
RCEP(大連)国際商務区の工事建設現場から2.5キロ離れた自由貿易ビルで、使用が始まったばかりのRCEP企業サービスセンターは、多くの零細企業を誘致して「干潟狩り」に訪れてきました。ここには150のブースが設置され、零細企業が無料で利用できるようになっており、多機能会議室、パーソナライズ商談室、標準化生放送室などの公共関連施設が何でもそろっています。さらに企業に人気があるのは、自由貿易片区管理委員会が特別チームを設立して入居企業にRCEP政策コンサルティングサービスを提供し、企業がRCEPのチャンスをつかむことに寄与して発展を加速させることです。先日、輸出入貿易会社を登録登記したばかりの韓恒潮氏は記者に、「ここで事務を行うことは、毎年4万元から5万元の家賃支出を節約してくれるだけでなく、センターのサービススタッフが関税削減などRCEP政策の解答も、企業発展に不可欠な『外脳』になっている」と述べました。」
零細企業のためにRCEPの「最前線陣地」を構築すると同時に、大連自由貿易片区も逍遥湾商務区でRCEP国際ビルの青写真の描画を急いでいます。RCEP国際ビルは商業化、市場化運営規則に基づいて、建設工期は3年以下で、竣工後に我が市のRCEP加盟国企業向けのハイレベル産業サービスセンター、科学技術革新センター、行政サービスセンターとなり、RCEP域内の多国籍企業本部、機能性本部及び研究開発センターの集積地となる見込みです。
巣を作って鳳凰を誘致する」ことは良好なハードウェア条件を創出するだけでなく、ハイレベルな計画と真金白銀の支持政策は投資家が重視する的となります。プロジェクト化、リスト化、エンジニアリング化のようにRCEPを実施するために、大連自由貿易片区は『高品質でRCEPを実施する三年間アクションプラン案(2022-2024)』を発表し、ハイレベル協力プラットフォームの構築、高品質産業協力の深化、対外貿易の高速発展の推進、要素の効率的な集中の促進、超一流ビジネス環境の構築などの五つの方面をめぐって、20条の具体的な活動措置を制定し、これとセットになった15条の扶助奨励『政策措置』はかつてないほど力を入れています。その中で、RCEP諸国外資系が新設した多国籍本部または機能性本部に対して、最高奨励額は1000万元に達することができます
「RCEPのチャンスを先取りするには、東北の場合は大連の存在が重要で、大連の場合は自由貿易片区の存在が重要です。自由貿易片区はビジネス環境を持続的に最適化し、RCEP新産業、新業態を絶えず革新し、管轄区及び内陸企業に協力して、多元化した統一大市場の開拓を行い、経済発展の『磁場効果』を拡大していきます。」大連自由貿易片区(保税区)の責任者は記者にこのように語りました。彼は、下記のことを表明しました。大連片区はまたRCEP加盟国業界のリーダー企業と新エネルギー、バイオ医薬などの重点産業の精確な誘致にフォーカスしながら、関連プロジェクトの着地を全力で推進します。制度革新を加速化し、「単一窓口」とRCEP加盟国の「単一窓口」の相互接続・相互連絡を推進し、貨物申告情報、書類情報、物流情報などのデータのスマート化交換共有を実現し、貨物通関の利便化レベルを高めます。税関、海事、港湾などの部門を連動させ、RCEP貿易の利便化措置を連携して実施し、企業がRCEPのボーナスを享受できるように支援していきます。